設立の主旨

 

ルソーは「子供たちは、自然と物と人によって教育される」といっております。

 

「自然」は無言にして厳しく、健康とたくましさを培い、それでいて、おもねりや反抗心をかきたてることなく、豊かな情緒、情操をはぐくんでくれます。

 

「物」すなわち園舎・園具は、教材とともに園児これを目で見、手にふれ、いわば五感を通じて確かめ、それによって知的発達を遂げます。

 

「人」とりわけよい教師は、幼児期のより好ましい成長発達を保障するばかりでなく、幼児の心の深奥に女神のごとくとどまり、その生涯を激励してくれるものです。

 

多くの方々のご協力を得て、これからの基本条件が確保され、ここに、子どもらを育てる自然の森「美しの森幼稚園」設立の宿題が果たされました。

 

ルソーに始まって今日にいたる、近代教育技術の粋を集めた理想的な幼児の園が、教職員、本学園の理事、父母会など、関係各位の未来への賢察と、あふれる情熱の集大成として、永遠に発展することを願ってやみません。

 

 

教育の目的

 

教育基本法及び学校教育法に基づき、適当な環境を与え、幼児の発達に応じて、基本的な生活経験を拡充発展させ、以て、いっそう、心身の発達を助長することを目的とする。

 

 

教育方針

 

前条教育の目的は、幼児の「自然」や「物」や「人」とかかわる、全生活の経験を通じて実現されなければならない。そして、それは、自由に、自発的に、自他の敬愛と協力的態度によって営まれなくてはならない。

 

 

~ 昭和49年04月 ~

 

学校法人石渡学園 美しの森幼稚園 設立代表者

 

東京学芸大学名誉教授 石渡義一