「子供の伸びる力を信じて」

 子供たちは、一人一人”伸びようとする力”を持ってい生まれてきます。それはカボチャはかぼちゃとして大根はだいこんとして大きく立派になるように、カボチャは大根にはなれないように、その子らしさたっぷりに伸びていく力を備えています。大人は、その伸びていこうとする力を信じて子どもに良い環境を用意していくことが大切です。

 その子どもたちの生活の中心は”遊び”です。子どもの遊びは大人のそれとはまったく違っています。真剣そのものと言えるでしょう。遊びを通じて、「はっとした」気づき、「なんでだろう」の疑問、「えっ!!」楽しさなどの心情を持ちながら、様々なことを学んでいきます。

 ある子は「あのお兄さんみたいに木登りしたいなぁ」また、ある子は「あのお姉さんのように泥団子を強くピカピカにしたいなぁ」またほかの子は「きれいな石ひろったよ!」など、保育者は子どもたちの一人一人の思いを受け止め、寄り添い、励まし、一人一人伸びていこうとする力を信じます。

 「遊びが教育の幹となる」(設立者 石渡 義一)これこそが、本物の幼児教育といえるでしょう。美しの森幼稚園は3,000坪の敷地にたっぷりと残された多摩の自然が、なによりも魅力的なカリキュラムとして、子どもたちの伸びていこうとするエネルギーを受け止めてくれます。自然が失われたといいますが、失われたのは自然に暮らす心、自然に学ぶ心、自然に気づく心なのではないかと思います。”美しの森”の自然はそれを学べるところです。

 より多くの子どもたちが美しの森幼稚園に残された環境の中で、大切な幼児期を過ごしてくれることを心より願っております。

 

園長 大久保 静子